今回は、
「電子書籍に学ぶ【売れる仕組み】」
というテーマです。
前回の記事でお伝えしたのですが、私は子供の頃から漫画が大好きです。
大人になった今では、電子書籍で爆買いすることもあり、
自制心が利かなくなったときは月に4~5万円分買っていたこともありました。
言い訳ではありませんが、
電子書籍は非常に「買わせる」仕組みが優れていますので、
それをシェアします。
まず、そもそも最初に無料で漫画を読ませる仕組みがあります。
ネットで調べものなどをしていると、
ちょっと内容が気になるような、漫画の広告が流れています。
で、ポチっとクリックすると、なんと無料で読めてしまうんですね。
場合によっては1冊無料とか、数冊読めることもあります。
内容が面白いと、続きが読みたくなり、つい課金してしまいます。
課金の際も、ペイペイなどの電子決済ですぐ買えますし、
電子書籍なので当然配達を待つまでもなく、その場で続きが読めます。
本を置くスペースも不要です。
当然、ドンドン続きを読みたくなり、課金、課金です。
お目当ての漫画が読み終わっても、
別の、お勧めの漫画が表示されます。
これも最初は無料で読めます。
続きは、課金。
読みたい漫画はいくらでもありますし、
新刊も出ます。
こうして、漫画廃人の出来上がりです。
さて、電子書籍の優れている点を改めて整理してみます。
・最初に無料で読めなければ、わざわざ課金してまで読みはしないでしょう。
いきなり課金せず、まずは無料でユーザーにお試ししてもらいます。
・決済の方法が面倒くさければ、決済しないでしょう。
「面倒くさい」という人間の心理を理解し、
極力手間をかけさせないようになっています。
・その場ですぐ読めなかったり、物理的に本が届くなら、
そんなにたくさん買わないでしょう。
「すぐ欲しい」という欲求や、「置き場に困る」という不便を解消しています。
・他にも読みたい本が無ければ、すぐ飽きてしまうでしょう。
魅力的なコンテンツを常に増やし、リピートしてもらいます。
いかがでしょうか?
もちろんあなたのビジネスは電子書籍ではないでしょうから、
このまま真似することはできません。
しかし、エッセンスを取り入れることはできるはずです。
同業の真似をするのではなく、異業種からヒントを得るというのは、
あなたのビジネスを大きく変える可能性があります。
是非、考えてみてくださいね。