BtoBからBtoCに挑戦した事例

 

今回は

 

「BtoBからBtoCに挑戦した事例」

 

というテーマです。



まず最初に用語の意味をおさらいしておきます。

 

BtoBとは、ビジネスtoビジネス、企業間取引ですね。

 

飲食店に食材を卸したり、あるいは工務店の下請けの工事業者などが該当します。



BtoCはビジネスtoコンシューマー、一般消費者向けのビジネスです。

 

飲食店や、エンドユーザーから直接受注する工務店などです。



さて、BtoB、BtoC、それぞれのビジネスでメリット・デメリットはあります。



BtoBのビジネスでは、

 

【メリット】

 

・取引先が安定していれば、安定して仕事がある

 

・一社あたりの取引額が大きい

 

・自分で集客しなくて良い



【デメリット】

 

・自分で仕事量をコントロールしづらく、取引先次第

 

・利益率がBtoCより悪い

 

・集客ノウハウやスキルが身につかない

 

といったところでしょうか。



特に、下請けとしての仕事をしていると、

仕事の有無や利益は元請け次第になりがちです。



仕事があれば良いのですが、薄くなると何もできず待つだけ・・

となってしまいます。



そういう状況を脱却しようと、

BtoCに挑戦したいクライアントを支援した事例です。



ご紹介するのは工事業と農業の方で、どちらもほぼ個人事業に近い規模の会社です。

これまではBtoB一本で、BtoCの経験は全くありません。

 

前述したとおり、BtoBで仕事の有無が取引先に左右され、

なかなか安定しませんでした。



もちろんBtoBで新規取引先を開拓していく道もあるのですが、

営業の経験もほぼないため、なかなか難しい。

 

そこで、一般消費者から直接受注する、BtoCに挑戦することになりました。

 

BtoCも経験がないため、まずは実績を作り、少しずつ拡大していくことになります。



で、結論としては・・

 

工事業の方は少しずつではありますが、エンドユーザーから直接問い合わせ&受注となり、

 

農業の方は毎日新規客が訪れ、リピーターも着くようになり、毎月売上が増えていくようになりました。




で、何をしてこの結果になったか?というと、



「近隣に、新聞折込チラシを撒いた」



です。



それだけで、全く経験の無いBtoCでも受注ができたのです。



もちろん、チラシを撒けば何でも良いというわけではなく、

「エンドユーザーが欲しがっていること」などをしっかり検討して作ったチラシです。



また、まだまだ金額的にはそれだけでビジネスが成り立つ、というわけではありません。



とはいえ、これまでは取引先から仕事が来るのを待つだけだったのに比べると、

自分でビジネスをコントロールできています。



あとは、もっと広告を増やし、リピーターになってもらい・・を継続すれば、

いずれ十分な売上になるでしょう。




さて、今回お伝えしたかったことは、

 

「BtoBよりBtoCが良いよ」

 

ということではありません。



また、

 

「チラシを撒きましょう」

 

ということでもありません。



BtoBで、仮に下請けのビジネスだけしていたとしても、

・適切な顧客ターゲットに向けて

・しっかりサービスの案内をすれば、

新たな顧客を獲得できるよ、ということです。



もしBtoBのビジネスだけしていて、先行き不安であれば、

参考にしてみてください。