今回は、
「キャッシュを貯めるコツはお母さん銀行?」
というテーマです。
「売上はあるのに、なかなか利益が出ない」
「キャッシュが残らない」
という社長さんに、
「プロフィット・ファースト」
という概念を紹介します。
同名のビジネス書があり、結構有名です。
ざっくりいうと、これまでの会計の考え方では
売上 - 経費 = 利益
でしたが、これを
売上 - 利益 = 経費
にしましょう、ということです。
つまり、先に欲しい利益を決めて、その額は売上から除外し、
残ったお金で経費をやりくりしましょう、ということです。
もう少し具体的に言うと、まず売上から、確保する利益(〇%)を決めます。
そしてその分のお金は、売上の入金があったらすぐに専用口座に移します。
その他にも、口座は税金口座や経費口座などに分け、
口座ごとに使途を決めてそこでやりくりします。
と、いう運用をすれば、お金は自然に貯まるよ、というものです。
たしかに、パーキンソンの法則(支出は、収入の額に達するまで膨張する)から考えても、
売上(粗利)-経費=利益で考えると、
経費というものは増える傾向にあります。
したがって、先に利益を決めて、残ったお金でやりくりするというのは
理に適っているのでしょう。
簡単にいえば、お年玉を強制的に徴収されるお母さん銀行みたいなものです。
興味があったら、「プロフィット・ファースト」読んでみてください。
ちなみに、内容としてはつまり「お母さん銀行」なんですが、
この本はかなりボリュームがあるので、
購入する方は覚悟してから買ってください(笑)