入社4日で辞める社員から学ぶこと

 

今回は、

 

「入社4日で辞める社員から学ぶこと」

 

というテーマです。



この記事を書いているころ、

 

「入社4日で、新入社員が退職代行を使って辞めた」

「退職理由は、やりがいを感じられなさそうだったから」

 

というニュースがちょっと話題になってました。



このニュースに対しては、

 

「たった4日で、しかも退職代行で辞めるなんて社会を舐めている」

「4日でやりがいなんて分かるわけない」



とか、



逆に

 

「そんな会社は辞めて当然」

 

とか、いろんな意見がありました。



もちろん私はこの件の「事実」がどうなのかは全く分からないので、

この件について直接のコメントはしません。



ただ、

 

「入社4日で、退職代行を使って退職した」

 

という事実だけをもとに、経営者として考えたほうが良いと思うことをお伝えします。



まず、

 

「たった4日で辞めるなんて根性がない」

「退職代行で辞めるなんて社会人失格」

 

そう思うのは自然ですし、共感はします。



ただ、実際、労働者がそういう行動を取ることが増えている以上、

 

「あいつらはダメだ」

 

と言っていても、解決はしません。



ではどうするかというと、



【1】採用前に人物の見極めをする

 

求職者がくると、すぐに採用!してしまう経営者もたまにいますが、

ちゃんと見極めをしましょう。

 

人手不足で、誰でもいいから働いてもらいたい、という部分はあるかもしれませんが、

そうすると結局すぐ辞めてしまい、ダメージが増えます。



もちろん、見極めなんて簡単にできるものではありませんが、

 

「とりあえず誰でも」

 

スタンスはNGです。




【2】採用前に求職者とのすり合わせをしっかり行う

 

早期退職の大きな原因は、求職者の

 

「思っていたのと違う」

 

です。



労働条件、労働環境、仕事の内容など、

入社前に思っていたものと違う場合、早期退職につながります。



重要なのは、入社前にしっかりと求職者とすり合わせをすることです。



入社して欲しいからと実態と違うことを伝えたり、よく見せても、

結局はギャップで退職してしまうだけです。



【3】コミュニケーションを見直す

 

仮に退職するにしても、直接言わずに代行を使うということは、

 

「直接言うのが怖い」

「直接言っても無駄」

 

と思われている可能性が高いです。



もし、経営者や上司がそのような空気を作っているとしたら、

今回の退職者だけでなく、他の社員も同じように思っているかもしれません。



別に「従業員のご機嫌を取りましょう」とか、

「迎合しましょう」ということを言っているのではありませんが、

 

「上司に対して気兼ねなく話をできる」

 

という風通しの良さは必要です。



コミュニケーションを見直してみてください。




以上、短期退職から学ぶべきことをお伝えしました。

 

人手不足が深刻化しているからこそ、

経営者もこれまでのスタンスではダメ、ということが増えてくるでしょう。



是非、見直してみてください。