今回は、
「3万円のチラシで80万円の売上」
というテーマです。
あるクライアントが、
3万円(正確には2.5万円)ほど新聞折り込みチラシを撒いて、
結果80万円の売上になりました。
まあ、建設業なので、ちょっとした受注で売上自体は大きくなります。
そのため、売上80万円でも当然粗利はそんなに多くはないですが、
とはいえ、新聞折り込みチラシでもまだまだ効果はあるということですね。
このケースのポイントは、
・あるリフォームメニューを「半額」という大胆な提案をした
・このチラシ経由で受注したお客さんが、他の工事も依頼してくれた
・このチラシ経由で施工したお客さんが、他のお客も紹介してくれた
ということです。
そもそも「半額」という大胆な提案により、反応がありました。
ちなみに半額にしても、そこそこ粗利は取れるメニューではありますが、
やはり半額では利益は減ります。
そこで重要なのは、「このチラシの内容だけで儲けようとしない」
ということです。
このチラシきっかけで一度でも施工して、内容に満足してくれれば、
今回のように他の施工の注文や、
あるいは知り合いの紹介などもしてくれます。
なので、あくまでも
「最初の関係づくり」
と位置づけるのです。
今後も、例えば定期的にDMを送るなどして関係性を継続していけば、
また何かリフォームしたいと思った時に
声をかけてくれる可能性は高いでしょう。
初回取引は儲け度外視でも良いので、
とにかく関係性を作る。
利益は、その後の継続取引の中で得る。
この設計ができれば、ビジネスを拡大できる可能性が広がります。
ちなみにこのクライアントは、
基本的にはずっとBtoBの下請けでやってきたので、
今回のように直接エンドユーザーから受注する経験はほとんどありませんでした。
それでも、チラシというアナログなツールを使うだけで
BtoCにも参入できますので、
是非脱・下請けしたい方はチャレンジしてみてください。