今回は、
「ホウレンソウの真実」
というテーマです。
ホウレンソウって言葉ありますよね。
報告・連絡・相談です。
このホウレンソウは、
普通は「部下側の義務」と捉えられていると思います。
つまり、
「従業員や部下は、経営者や上司に対して、
適切に報告・連絡・相談しなければならない」
と考えられているということです。
しかし、実はこれはホウレンソウの本質ではありません。
もともとホウレンソウという言葉は、現SMBC証券の旧社長
山崎さんという方が考案したものです。
40年ほど前の書籍で発表し、すっかり市民権を得ました。
ただ、その本の中では、「ホウレンソウは部下の義務」とは書いていません。
むしろ、
「ホウレンソウしやすいような、風通しの良い会社にしないといけない」
という、経営者や上司の義務という論調です。
ホウレンソウという言葉が広がる過程で、解釈が変わっていったんでしょう。
したがって、社長は、
「うちのスタッフはホウレンソウができない!」
と怒るのではなく、
「スタッフが進んでホウレンソウしてくれるような、
風通しの良い職場にしよう」
という意識をもって組織作りをすべき、ということですね。
その細かい内容はまた別の機会にしますが、
まずはこの考え方から覚えておいてください。