今回は、
「なぜ商品を変えずに、数百倍売れるようになったのか?」
というテーマです。
前回、仕掛けで人を動かすという話をしました。
この「仕掛けで人を動かす」とは少し違いますが、
「人の行動をデザインする」という、同じような思想を、
ビジネスで活用する方法を紹介します。
例えば、あなたがスーパーマーケットを経営しているとします。
もっと売りたいけど、イマイチ売れていない商品があるとしましょう。
さて、どうするか。
もし、そもそもその商品のことをお客さんが気づいていないとしたら?
絶対売れませんよね。
では、もし、その商品に向けて、大きな矢印型のPOPが置いてあったらどうでしょう。
視線が誘導されて、気づかれる可能性は高まりますね。
じゃあ、そもそもその売り場に人が来ていないとしたら?
入口に、「例のアレ、あちらです」という看板と、誘導する矢印が数か所にあったらどうでしょう。
ついつい見に行ってしまう人は増えますよね。
そうやって売り場に来てもらい、商品は手に取ってもらったけど、それでも売れなかったらどうでしょう?
商品に、名前と値段しか載っていなければ、買う動機になりませんね。
やはりPOPで、その商品が魅力的に見えるように、こだわりや解説を載せたらどうでしょう。
買う人は増えそうです。
と、いうように、お客さんの心理と行動をデザインすることで、売れないものを売れるようにすることはできます。
実際に、これまで月に数個しか売れなかったプリンが、上記のような方法で1,500個も売れるようになった事例もあります。
商品は一切変えずに、ですよ?
私たちは、売れないと商品が悪いとか、値段が高すぎるとか、客層が違うとか考えがちです。
しかし、
「お客さん視点に立って」
「買ってもらうには?」
を考えることで、劇的な変化をもたらせることもあります。
あとは単純に、こうやって考えるのって面白くないですか?
楽しみながら売上も上げられないか、ぜひ考えてみてください。

