助けてください

 

「助けてください」



こんなチラシを撒いて、

お客さんがいつもの3倍以上来店した小売業者さんがいます。




経緯としては、小売業をしているこの会社に、

新規取引先(相手も事業者です)から

そこそこ大口の注文が入りました。



喜んで仕入をして、さあ納品、という段階で、

相手方から一方的にキャンセルの連絡が入りました。

 

その後は連絡も取れなくなりました。



既に仕入はしてしまっているし、

仕入代金の支払は代金をあてにしていたわけなので、大変困りました。



もちろん「新規の取引なんだから、もっと慎重にすべき」という話はありますが、

それはさておき。



さあどうする、ということでおこなったのが



「助けてください」



です。



新聞折込やLINE、SNSなどで

 

「助けてください」

 

とデカデカと書いて、事情も説明して宣伝したのです。




その結果、通常の3倍くらいのお客さんが来てくれて、

一気に在庫は掃けました。



また、それ以外に新規のお客さんなども増えて、

結果としてはよりプラスの効果があったほどです。




印象的だったのが、

チラシを見たという90歳を超えた方が、来店するなり



「助けに来たぞ!」



と言って買ってくれたり、




常連さんが



「このお店がなくなったらどこで買えばいいのよ~」



と言ってたくさん買ってくれたり、

人の暖かさ、善性を感じることがたくさんあったということです。






今回の成功要因は単にチラシやSNSでキャッチーな表現だったことだけ、ではありません。

 

日頃からお客さんと関係性を築いていたことも、結果に繋がった理由です。




もちろん、今回の事例は緊急時のウルトラCですので、

いつも使えるわけではありませんが、

こういう例もあるということを知っておけば、

いざという時の助けになるかもしれません。