今回は、
「BSを(ちょっと)好きになるチャレンジ」
というテーマです。
前回に続き、BS(貸借対照表)の話です。
BSが苦手な理由の一つは、
「そもそも、BSってなんなの?」
ってところも大きいと思うのですよ。
なので、今回はBSの仕組みを、超・シンプルにお伝えします。
今回の話を理解してもらうと、ちょっとだけBSが好きになる・・
かも・・
と良いな・・。
BSはこんな感じで、
左側に資産
右側に負債・純資産
が載っています。
まあ、資産・負債・純資産っていう時点でとっつきにくいかもです。
要は、左側には、会社のプラスの財産が載っています。
現預金、建物、機械、車、売掛金、在庫・・などです。
そして、ここからがポイントですが、
じゃあこのプラスの資産は、どうやって手に入れたのか?
その資金の出所は?という話です。
錬金術じゃないので、無から生み出すことはできません。
それが、右側を見れば分かります。
資金の出所は、
①株主(オーナー)がお金を入れた=資本金
②会社が、自分で稼いだ=利益
③他人から借りた=借入金など
この3つだけです。
そして、この3つが、それぞれこんな形で、
右側に載っているんです。
そうすると、
「今ある会社の資産」が、
オーナーが入れたお金で賄われているのか?
会社が自分で稼いだ利益からか?
はたまた、他人から借りたお金からか?
その内訳が分かります。
これ、会社が設立してから、
今に至るまでの、経営活動の積み重ねの歴史なんです。
そう考えると、単に意味不明な数字だったBSは、
実は会社の歴史を表しているとも言えます。
そう考えると、ちょっと愛着が湧いてきませんか?
これからは、BSをびーちゃんと呼んで、可愛がってください。
まあ後半はちょっと何言ってるか分からないかもしれませんが、
BSを理解するには、まずこの全体像を理解してみてください。
細かい科目の意味とかは、その後で良いです。